2025年6月20日

ジカウイルス シンガポール
壊死性筋膜炎 タイ、米国

● ジカウイルス シンガポール
Summary
2名の患者がジカウイルス感染症と診断された。下水と蚊族のサーベイランスが行われている。

● 壊死性筋膜炎 タイ、米国(2件)
タイ (LAMPANG) 
Summary
バスの車内で男性1名が死亡し、敗血症と壊死性筋膜炎が疑われ、当局の検査結果が待たれている。

米国: (TEXAS) 
Summary
人喰い細菌感染症の重症例アウトブレイクが特定の集団内に拡がっている。急速に進行し、組織に深刻な障害を及ぼし、切断や死亡につながることもある。アウトブレイクには、特定の薬物注射法が関連している。

● クリミア・コンゴ出血熱 パキスタン (SINDH, KHYBER PAKHTUNKHWA) 
Summary
2025年、シンド州 the Sindh province of Pakistan で初めてとなるクリミア・コンゴ出血熱の症例が確認されたが死亡した。ダニまたは動物との接触により感染するこのウイルスは、感染力が強く、突然発熱、痛み、嘔吐などの症状を発症する。さらに the Khyber Pakhtunkhwa province でも2人が検査で陽性となり、治療を受けている。

● デング熱 スリランカ
Summary
国内でデング熱関連の死亡例が報告されている。

● HIV/AIDS ケニア
Summary
HIV-AIDS infections 感染が、特に若年者の間で増加している。ある程度の努力の成果が見られているが、患者減少のゴールには達していない。ティーンエージ妊娠や性暴力などの要因で、若年者の新規感染が増加している。

● 住血吸虫症 ケニア: (BUNGOMA) 
Summary
ビルハルツなどの寄生虫感染症 bilharzia and intestinal worm infections が増加している。野外での排便や汚染された水の利用など、不衛生な行為が感染率の高さにつながっている。薬剤の一斉服用や衛生キャンペーンが行われているが、市民の協力が効率的な対応に必要である。

● 結核 インドネシア
Summary
インドネシアは結核感染例数が上位にランクされており、公衆衛生上の困難に直面している。コミュニティの参加を促す結核対策を進めている。

● 食中毒 日本(京都)、ウェルシュ菌
Summary
京都の宿泊施設において、修学旅行の生徒の食中毒が発生し、施設が一時営業を停止している。患者から細菌が検出され、ホテルが提供した食事が原因とされている。

● エムポックス ガーナ
Summary
保健当局が新たなエムポックスの症例を確認し、はじめての確認以降の合計患者数が増加した。エムポックスによる新たな死亡または入院例はない。

● レジオネラ症 オーストラリア、米国(2件)
オーストラリア (NEW SOUTH WALES) 
Summary
シドニー the Potts Point area of Sydney, Australia のレジオネラ症アウトブレイクについて、保健当局が注意喚起を行っている。冷却塔などの水の汚染で確認される細菌が原因となる。

米国 (TEXAS)
Summary
レジオネラ肺炎の患者が多数発生していることについて、Ector County 当局者が注意を呼びかけている。水温が上昇し、水のレクリエーションが増える夏季に多い

● リステリア症 米国
Summary
チキンアルフレッド chicken alfredo products sold at Kroger and Walmart stores が、リステリア症アウトブレイクに関係している。2024年7月にはじまったこのアウトブレイクにより患者が発生し、チキン・フィットチーネアルフレード食品が回収されている。汚染された原因はわかっていない。

● アフリカ豚熱 フィリピン (SURIGAO DEL NORTE) 
Summary
the town of Socorro, located on Bucas Grande Island in the Philippines において、アフリカ豚熱の発生が確認された。

● 野兎病 米国 (NEW YORK) 、ビーバー
Summary
the Sherman area of Chautauqua County の2頭のビーバーが、野兎病検査で陽性となった。昆虫の刺咬や動物との接触、汚染源などからヒトに感染する可能性がある。昆虫忌避剤の使用、野生動物との接触回避、食品の安全な取り扱いなどの対策をとるよう、市民に呼びかけられている。