● デング熱 インド、スリランカ(2件)
インド: (WEST BENGAL)
Summary
モンスーンシーズンとなり、South Dinajpur district においてデング熱の患者が増加している。他の地域で重症例が多く確認されていることを、保健当局者が懸念している。蚊の発生地となる建設中の1か所の病院がホットスポットとなっているリスクがある。
スリランカ
Summary
2025年初からの5ヶ月間に国内でデング熱患者が増加している。モンスーン季節の到来により蚊の発生箇所が増え、状況が悪化するおそれがある。
● 百日咳 米国 (KENTUCKY)
Summary
ケンタッキー州の乳児2名が百日咳により死亡し、州内では2018年以来の死亡例となった。感染例が増加しているため、成人・小児ともにワクチン接種状況を最新のものとするよう呼びかけられている。乳児は重症合併症のリスクが最も高い。鼻水と鼻づまりの症状がみられ、激しい咳の症状が続いて起きる。
● 炭疽 バングラデシュ (RAJSHAHI)
Summary
感染動物(ウシ)との接触がきっかけとなった炭疽アウトブレイクが報告されている。ヒトの感染例も確認されている。
● コレラ 南スーダン (EASTERN EQUATORIA)
Summary
South Sudan's Eastern Equatoria state の保健当局が、州都 Torit におけるコレラ感染流行に対応している。Torit State Hospital の院長が、患者の増加が警戒すべき状況であると明らかにした。複数の地域に感染が拡大しており、コミュニティでの感染予防策の必要性が指摘されている。
● サルモネラ感染症 米国
Summary
複数の州にまたがるサルモネラ感染症アウトブレイクの調査が行われている。疫学調査により、特定の業者が出荷した鶏卵との関連が示唆されている。遺伝学的検査で、患者と鶏卵業者での検体との関連性が確かめられ、鶏卵の回収が行われている。