● 原因不明の死亡 ブルンジ (MAKAMBA)
Summary
Makamba, Burundi において、原因不明の病気により死者が発生している。
情報源 IGIHE.com [in French] 2025年7月7日
Burundi: 2 deaths caused by an unknown disease in Makamba
ブルンジ南部のコミュニティ the commune of Makamba, in southern Burundi において、原因不明の病気により2人が死亡し不安が拡がっている。 Murambi, Nyakazi, and Bukeye など、タンザニアとの国境沿いの複数の村で患者が報告された。
患者らで認められた症状は、高熱、繰り返す嘔吐、激しい腹痛、極度の倦怠感、呼吸困難である。
保健当局 the Ministry of Public Health and the Fight Against AIDS が4日、感染症の専門家を派遣し、検体採取を行うことになっている。
● 日本脳炎 インド (ASSAM)
Summary
日本脳炎の患者が著しく増加し、多くの死者が発生している。蚊族の刺咬により伝播され、ブタや鳥類などの動物との距離が近い場所にヒトが暮らす農村部に多い。気温が高い雨期に多い。
● ニパウイルス インド (KERALA)
Summary
既知のニパウイルス患者のハイリスク濃厚接触者であった、ケララ州の女性1名が死亡した。検査結果判明まで葬儀が延期されていた。もう1人の患者は危険な状態となっている。
● 鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア HPAI H5N1
Summary
カンボジアにおいて、ヒトの鳥インフルエンザ A (H5N1) 感染が再興している。患者の多くが病気の家きんとの接触に関係している。カンボジアで感染循環するウイルスは、鳥類の高病原性ウイルスである。ヒトーヒト感染は稀であるが、人獣共通感染症の拡大が懸念されている。早期治療が有効であるが、住民への周知や検査へのアクセスが障害となっている。現行の季節性インフルエンザワクチンに、H5N1に対する防御効果はない。
● サルモネラ感染症 ロシア (SAKHA)
Summary
祭典 a festival in Yakutia において食中毒アウトブレイクが発生し、入院患者が出ている。イベントで提供された食事を摂った参加者が感染した。チキンカツレツが原因と見られている。検査でサルモネラ菌が確認された。
● ジフテリア ドイツ 2024
Summary
ドイツ国内で発生した、近年でははじめての地域内感染による呼吸器ジフテリア・アウトブレイクの詳細について報告する。症例間の関連性と、その他のホームレスや移民などの脆弱なグループの感染が明らかになっている。感染拡大防止の為、ワクチン接種とサーベイランスが重要であることが示された。
● ロッキー山紅斑熱 ブラジル (SAO PAOLO)
Summary
2025年、紅斑熱によるはじめての死亡例を保健当局が確認した。発熱、頭痛、身体の痛みを訴えていた。6月から11月までの間に感染リスクが高まる。
● ボツリヌス食中毒 ウクライナ
Summary
ウクライナで1週間に4例のボツリヌス食中毒が報告され、自家製の肉とポークパテの缶詰の摂取が関係していた。
● エルシニア症 欧州
Summary
国境を挟むエルシニア症アウトブレイク Yersinia enterocolitica infections の調査により、未殺菌のヤギミルク・ソフトチーズの摂取との関連が明らかになった。今回のアウトブレイクが明らかになったのは遺伝学的サーベイランスによるもので、特定のチーズ製造者と1か所のヤギ農場が特定された。
● トリコフィトン症 フランス
Summary
EU 内の真菌 Trichophyton indotineae による4例の性感染症について報告する。とくに複数のパートナーをもつ人物や性産業従事者に、同菌の性感染の危険性があることが明らかになった。性感染による皮膚病変では同菌の可能性を検討し、適切に診断する必要性が強調されている。
● アフリカ豚熱 ベトナム (HANOI)
Summary
Hanoi police have broken up a clandestine operation that was illegally processing and selling diseased pork.