2025年7月30日

鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア H5N1

● 鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア (SIEM REAP)  H5N1
Summary
カンボジアで1名が H5N1 鳥インフルエンザと診断された。症状があり治療を受けている。自宅付近でニワトリの死亡があり、患者はニワトリに触れていた。感染源の調査とコミュニティー内での感染拡大防止策が実施されている。

[1] Cambodia reports 14th H5N1 bird flu case this year
 情報源 RYT9 [in Thai] 2025年】7月29日
保健省が29日、北西部シェムリアップ Siem Reap province の26歳男性が H5N1 鳥インフルエンザに感染し、2025年の合計患者数が14例となったと明らかにした。
"the National Institute of Public Health において26日、ウイルス陽性が確認された。患者には発熱、咳嗽、咽頭痛、腹痛、呼吸困難の症状があり、現在治療中である"
"患者の自宅付近で1羽の死亡したニワトリが発見され、患者は発症する3日前にこれを処理していた"
This year [2025], Cambodia has had 14 cases of H5N1 bird flu, with 5 deaths.
[2] Ministry of Health finds another case of bird flu in Siem Reap
 情報源 Kampuchea Thmey Daily [in Khmer] 7月29日
29日、Kravan village, Nokor Thom commune, Siem Reap city, Siem Reap province の26歳男性の新たな鳥インフルエンザ感染例が確認されたと、保健省が発表した。
[3] Cambodia reports 14th human case of H5N1 bird flu in 2025
 情報源 Xinhua 7月29日
ほぼ同内容。

● エンテロウイルス 台湾 ECHOVIRUS 11
Summary
台湾保健当局が新たに2例の新生児の重症エンテロウイルス感染例と、うち1例の死亡について報告を行った。いずれも Echovirus 11 に感染していた。The CDC によると、新生児の重症感染リスクは依然として高く、アウトブレイクが継続するとみられている。

● A型肝炎、E型肝炎 インド (DELHI) 
Summary
Delhi-NCR の病院では、モンスーンシーズンの開始とともに A型肝炎と E型肝炎の増加が認められており、不衛生、水の汚染、ワクチン接種への理解不足などが原因とされている。

● 肝炎 セネガル
Summary
肝炎についての周知と治療へのアクセスが不足しているため、依然としてセネガルの公衆衛生上の深刻な脅威となっている。多くの人々が疾患を知らないため、診断の遅れと重い合併症につながっている。有効な治療やワクチンがあるにも関わらず、コストと、特に農村部での医療インフラの未整備により、アクセスが制限されている。

● サルモネラ感染症 米国 (VIRGINIA)
Summary
Accomack County, Virginia の1病院において、サルモネラ感染症の症状のある複数の患者が治療を受けている。保健当局は、不適切な食品の保管のあった私的イベントが原因とみている。

● ウエストナイルウイルス ブルガリア (SOFIA)
Summary
Sofia の住民1名がウエストナイルウイルスに感染し、今夏のブルガリアで初の患者となった。患者は回復している。

● デング熱 バングラデシュ
Summary
保健省が、新たなデング熱感染例と1例の死亡を報告した。患者の多くが the Barishal region に入院している。several other divisions and city corporations でも入院患者が報告されている。

● 腸管出血性大腸菌 EHEC 米国 O157
Summary
ドッグフード certain lots of Darwin's Natural Pet Products dog food に健康上のリスクがあるとして、ペットの飼い主らに対して米国・食品医薬品局が注意を呼びかけている。検査によりドッグフード内の危険な細菌が検出され、ヒトの健康にも影響が出ている。冷凍庫内に保管されていれば廃棄するようアドバイスされている。また、飼い主自身またはペットの体調に変化があれば受診するよう呼びかけられている。

● 日本脳炎 ネパール
Summary
the Jhapa district において、蚊族媒介性ウイルス感染症が確認されている。主な症状は、発熱、頭痛、けいれんであり、予防対策として蚊族刺咬の回避とワクチン接種がある。

● 麻疹 米国 (NEW YORK)
Summary
寮内 a dormitory in Crown Heights で1例の麻疹感染が確認され、保健当局がワクチン接種と体調管理を呼びかけている。

● ライム病 米国 (OHIO)
Summary
the Ohio Valley において、ライム病が増加している。ダニの刺咬を受けた場合は体調に注意し、発疹などの症状があれば受診するようアドバイスされている。治療されない場合、慢性の症状となる可能性がある。

● ジフテリア 南アフリカ
Summary
This report provides an overview of the diphtheria situation. 抗生物質およびジフテリア抗毒素  diphtheria antitoxin (DAT) による治療が強調されている。

● A型肝炎 チェコ共和国
Summary
国内で著しい A型肝炎感染例の増加があり、昨年の合計を超えた。特に旅行者らに対して、感染予防策を行うよう求められている。欧州を含むハイリスクエリアへ向かう旅行者にワクチン接種が勧められている。

● αーGAL症候群 米国 (KENTUCKY) 
Summary
Alpha-gal syndrome は赤肉に対するアレルギー反応で、ケンタッキー州 Western Kentucky において増加がみられている。ダニ刺咬後に発症し、軽症から重症までの様々な症状がみられる。症状の評価、最近のダニ刺咬歴と検査により診断される。赤肉の摂取を避けることと、ダニ対策が中心となる。

● COVID-19 インド、バングラデシュ、オーストラリア、韓国
Summary
インドでは COVID-19 関連死亡が報告されている。バングラデシュであらたな感染例が1例確認された。オーストラリアの高齢者施設でのアウトブレイクは収まりつつある。韓国では再興がみられ、入院患者数が2か月ぶりに高い数字となっている。

● 狂犬病 インド (DELHI)
Summary
デリーの幼い少女が、野犬に襲われたあと狂犬病により死亡した。家族は当局がイヌの問題に対応していないと主張している。女児は初期治療を受けていたが症状が悪化し、複数の病院を転々としたあと死亡した。

● イネの病気、BACTERIAL LEAF BLIGHT ケニア
Summary
In 2023, a bacterial disease was identified in rice plants in Kenya. The disease, caused by the bacterium Xanthomonas oryzae pv. oryzae (Xoo), was confirmed through various analyses.

● レプトスピラ症 米国 (CALIFORNIA) 
Summary
カリフォルニア州沿岸地域 along the California coast の海洋ほ乳類の間にとって、細菌感染症が脅威となっている。様々な程度の症状があり、死亡するおそれがある。感染例が増加しており、気候変動と海水の酸性度の上昇が関係している。ヒトや他の動物が感染するおそれがあり、弱ったり死亡したりした動物に近づかないよう海水浴客に呼びかけられている。

●  鳥インフルエンザ 台湾 (TAIPEI)  HPAI H5N1
Summary
台湾の家きんの高病原性鳥インフルエンザウイルス感染の再興に関する An immediate notification で、July 13, 2025 に確認されたアウトブレイクは、前回駆除されたウイルス株の再興 a recurrence of a previously eradicated strain による。

● アフリカ豚熱 ベトナム (TUYEN QUANG, QUANG NGAI)
Summary
Tuyen Quang and Quang Ngai provinces において、アフリカ豚熱アウトブレイクにより多数のブタが処分された。

● 粘液腫症 オーストラリア
Summary
変異したウサギのウイルスが急速に拡大し、the hare population の脅威となっている。昆虫により伝播されるこのウイルスはウサギにとって致死性である。