2025年7月9日

コレラ コンゴ民主共和国
COVID-19 オーストラリア、英国、アイルランド、インド、バングラデシュ

● コレラ コンゴ民主共和国(3件)
(KWILU)
Summary
Kwilu province において、1週間に2例のコレラによる死亡が発生した。一部は隣接する州から治療を求めて来た患者で、死亡した患者は他の州に滞在中に感染した。

(TANGANYIKA)
Summary
Kalemie, the capital of Tanganyika province を中心に、コンゴ民主共和国内でコレラ・アウトブレイクが発生している。湖 Lake Tanganyika と河川 the Lukuga River の汚染された水の利用が感染拡大の原因である。

 (MAÏ-NDOMBE)
Summary
the Maï-Ndombe province の複数の保健ゾーンで、感染力の強い疾患が疑われる患者が発生している。the National Institute of Biomedical Research による検査結果の判明が待たれている。

● COVID-19
Summary
COVID-19 cases の増加により、
オーストラリアでは入院患者や休暇の中止が増えている。
英国とアイルランドでは、発声に影響を与える、新たな変異株の監視が続けられている。
インドでは複数の州で新たな症例が報告されている。
バングラデシュでは、新たな患者と死亡が報告されている。

● 食中毒 中国 (GANSU) 
Summary
北西部で200人以上の子どもが鉛中毒で入院となった。学校の調理担当者が、幼稚園の食事の飾りつけに有毒な塗料を使用したことにより中毒が発生した。食事の中に高濃度の鉛が確認されたことを受け、校長らが逮捕された。調理人はオンラインで工業用塗料を購入しており、小児らが発症するまで明らかにしていなかった。保護者等によると、園児らには数か月前から症状が見られており、長期間の影響が懸念されている。

● 猩紅熱 台湾
Summary
台湾の猩紅熱患者数が、小児を中心として5年ぶりに高い数字となっている。2024年後半から増加し始め、今も高レベルの発生が続いている。保健当局によると、通常は季節性に増加し、抗生物質による治療によく反応する。

● 重症熱性血小板減少症候群 日本
Summary
日本におけるダニ媒介性ウイルス感染症の患者数が、1年のこの時期としてはもっとも多い数字となっている。ダニ刺咬により感染伝播されるが、感染性のネコやイヌからも感染する。

● デング熱 バングラデシュ
Summary
この24時間に、新たなデング熱による死亡が発生し、今年の死者数が一定数に達している。新たな入院患者も発生している。最近の死亡例は複数の地域で発生した。

● ウイルス熱 バングラデシュ
Summary
デング熱が増加し、COVID-19 も懸念されている。医療関係者らは、デング熱とチクングニアの増加があり、対応しなければ状況が悪化すると警告している。発熱患者の検査と、血圧の低下のある患者の入院の重要性が強調されている。

● ロッキー山紅斑熱 メキシコ (CHIHUAHUA)
Summary
Chihuahua において、ダニが媒介する疾患により多数の死者が発生している。高い致死率で、様々な年齢層が感染し、発熱、頭痛、発疹の症状がみられる。

● E型肝炎 スペイン
Summary
新たに認められた人獣共通感染性ウイルスである rat hepatitis E  は、ヒトの急性肝炎の新興病原体で、基本的にはラットが保有しており、研究者らがその蔓延状況、感染経路、公衆衛生上の影響を調べている。今回、スペインにおけるヒトの感染例と、ラットのウイルスを確認した。感染経路の候補として、汚染された環境への暴露と、ブタなどの動物の果たす役割などが調べられた。

● A型肝炎 アルゼンチン
Summary
アルゼンチンで A型肝炎 の再興があり、2025年は懸念すべき増加となっている。ワクチン接種率の著しい減少があり、集団免疫に必要なレベルを下回っている。

● ハンタウイルス 米国 (ARIZONA)
Summary
国立公園 A Grand Canyon National Park の従業員がハンタウイルスに感染したが、回復するものと見込まれている。同公園はこの疾患を重要視しており、以前にもハンタウイルス感染例が発生している。

● 狂犬病 タイ
Summary
今年、タイの狂犬病関連死亡が著しく増加している。多くはイヌが関係しているが、少ない割合であるがネコも関係している。創傷の不適切な処置、医療機関受診の欠如、不十分なワクチン接種が主なリスク因子である。

● ブタ連鎖球菌 ベトナム (HUE)
Summary
Hue 当局はブタから感染する細菌感染症アウトブレイクに対応している。当局は感染例の特定と接触者追跡を行い、安全な豚肉の取り扱いと調理などの感染予防対策などを強調している。

● エムポックス コンゴ民主共和国
Summary
公衆衛生省が新たなエムポックス感染例を報告した。15歳から34歳の患者が最も多い。

● アフリカ豚熱 インド (ARUNACHAL PRADESH) 
Summary
ある村 a village in Arunachal Pradesh において、アフリカ豚熱アウトブレイクが確認されている。

● 鳥インフルエンザ 韓国(2)、カンボジア HPAI(3件)
SOUTH KOREA  (GYEONGNAM)
Summary
An outbreak of highly pathogenic avian influenza occurred at a native chicken farm in Gimhae, South Korea, in June 2025. This summer outbreak is unusual, as avian influenza typically occurs in winter. 

Summary
This is a follow-up report regarding the recurrence of a highly pathogenic avian influenza virus in poultry in Korea. The initial event was reported in late October 2024 and is ongoing. 

CAMBODIA
Summary
This is a follow-up report regarding the recurrence of a previously eradicated disease in poultry. The disease is caused by a highly pathogenic avian influenza virus. 

● 口蹄疫 ケニア (KISUMU)
Summary
Kisumu County has implemented a quarantine due to an outbreak of foot and mouth disease. 

● 原因不明の死亡、家畜 マレーシア (PENANG)
Summary
An investigation is underway regarding the deaths of animals found on Penang Hill. Authorities suspect the animals were poisoned using food traps. 

● イチゴの病気、NEOPESTALOTIOPSIS カナダ
Summary
A fungal disease is rapidly spreading and harming strawberry crops across Canada.