● カンピロバクター症、腸管出血性大腸菌 EHEC 米国 (FLORIDA)
Summary
フロリダ州における疾患のアウトブレイクに、生ミルクの摂取が関係している。保健当局は未殺菌ミルクを飲むことについて、胃腸の症状や重症の合併症のリスクが有るなどとして懸念している。生ミルクに利点があるとの主張があるものの、専門家は殺菌処理済ミルクに対する優位性は証明されておらず、（一方で）深刻な健康上の問題につながるおそれがあるとしている。州保健当局は、疾患に関係する酪農場に衛生管理の改善を促している。
● ウエストナイルウイルス イタリア
Summary
ウエストナイルウイルスは主に蚊族により伝播され、数年前からイタリアで発生が確認されている。ウイルスを保有するのは野鳥と蚊族である。ヒトの感染例の多くは無症状であるが、一部は発熱と頭痛などの軽い症状がみられる。まれに重症の神経症状が、特に高齢者や持病のあるものでみられる。気候変動により感染リスクが高まっている。
● 下痢原性大腸菌 EHEC、アメーバ症 カナダ (ALBERTA)
Summary
あるレストランが関係する大腸菌感染疑い例の増加についてアルバータ州保健当局が報告した。多数の食事客らが発病し、レストランは営業停止を命じられた。同施設に供給された水がアウトブレイクの原因と見られている。他の病原体も確認されているが、アウトブレイクとの関連は調査中である。
● 食中毒 インドネシア (CENTRAL JAVA)
Summary
インドネシアのある町で、無料の給食を食べた360人以上が食中毒を発症した。当局による無料の学校給食に関係する一連の集団食中毒の、最新である今回の事例では昼食後に多数の患者が発生した。
● サルモネラ感染症 カナダ SEROTYPES HAVANA, MBANDAKA, MELEAGRIDIS
Summary
サルモネラ菌による汚染の疑いがある Andalos brand pastry products の製品回収の範囲が拡大されている。various baklava（バクラヴァ）products and clerk-served pastries（ペストリー） が、カナダ食品安全監視当局による回収の対象となっている。今回の回収は、ピスタチオおよびピスタチオ食品に関係する大規模サルモネラ感染症アウトブレイクに関連して行われている。
● A型肝炎 ノルウェー (OSLO)
Summary
A型肝炎アウトブレイクと関係するとされていた、オスロの歴史あるレストランが再開した。保健当局が感染した患者らの共通する因子として同レストランが確認され、一時営業停止となっていた。調査で衛生状況の不良が指摘され、従業員のワクチン接種を含む新たな安全対策が実施された。現地の血液バンクも念のため、同レストランを利用したことがある場合、献血前に特別な検査 take specific steps を求めている。
● 日本脳炎 インド (MADHYA PRADESH)
Summary
the Dindori district of Madhya Pradesh の幼児1名が、日本脳炎により死亡した。
● 鳥インフルエンザ アルゼンチン (BUENOS AIRES), HPAI H5
Summary
the Buenos Aires province of Argentina の家きんで鳥インフルエンザが確認された。
● 新世界ラセンウジバエ、蝿蛆症 米国
Summary
家畜が感染する害虫の新世界ウジバエに対する、米国の包括的（侵入）予防計画が、米国農務省から発表された。この計画には、根絶のための新たな技術開発、不妊個体生産施設の建設、野生の感染動物侵入防止のための国境サーベイランスの強化、南側国境での疾病管理のためのメキシコとの協力関係、食品安全の確保などがある。