麻疹 ポーランド、ウガンダ
〇 麻疹 ポーランド、ウガンダ
ポーランド
Summary
Subcarpathia, Poland における麻疹アウトブレイクにより、2025年11月に18例の確定診断例が確認された。2024年は全国でわずかに37例が報告されたにすぎないが、early 2024 [2025?] に285例が確認されている。ポーランドの2023年の麻疹・風疹ワクチン接種率は、1回接種が91%、2回接種が86%と、WHO が推奨する95%を下回っている。
Measles outbreak in Subcarpathia, Poland associated with 18 cases with high hospitalization rate
Key findings
・南部 Poland's southeastern Subcarpathia region の4つの郡で、2025年11月30日までに18例の麻疹患者 confirmed measles cases が報告され、ほか検査結果を待つ疑い例がある。
・8例が入院し、半数が肺炎を併発しており、アウトブレイクの重症度が示されている。
ウガンダ
Summary
北部 Napak district, northeastern Uganda において11月19日に深刻な麻疹アウトブレイクが宣言された以降、牧民のコミュニティである all 12 sub-counties から74例の小児の感染と11例の死亡(致死率14.9%)が確認されている。ウガンダでは20地区で発生した2024年より広い地域で麻疹が再興し、2種類のウイルス株 circulating virus strains (B3 and D8) が循環することで免疫ギャップが生まれている。
Napak District in Uganda battles a measles outbreak with 74 cases and 11 deaths in children in pastoralist communities
Key findings
・A measles outbreak in Napak district, northeastern Uganda, has resulted in 74 cases and 11 deaths among children since the outbreak was declared on 19 Nov 2025, affecting all 12 sub-counties in pastoralist communities.
● 腸管出血性大腸菌 EHEC 米国 (ARIZONA)
Summary
州展示会 the state fair を訪れたアリゾナ州のティーンエージャー1名が深刻な感染症に罹患した。保健当局は大腸菌感染症の患者の増加を調査している。
● 食中毒 トルコ、ベトナム
トルコ (ANKARA)
Summary
アンカラの工事現場で集団中毒が発生し、多数の労働者が入院した。出前の食事を摂取後に体調を崩した。
インドネシア (HO CHI MINH)
Summary
ホーチミン市において、別個の2件の食品関連疾患が発生した。1件は会社の従業員、もう1件は高校生が罹患した。いずれも食中毒またはアレルギー反応の症状がみられ、入院した。
● ハンタウイルス チリ (LIBERTADOR GENERAL BERNARDO O'HIGGINS)
Summary
16歳の学生がハンタウイルス感染症と診断され、今シーズン初の確認となった。状態は安定しており、Santiago の病院で治療を受けている。
● インフルエンザ 中国 (HONG KONG)
Summary
幼い子どもの重症インフルエンザ A 感染例1例が確認されたことを受け、保健当局は小児に対して適時のインフルエンザワクチン接種を勧めている。合併症、重症化、死亡の予防にワクチン接種が重要であると強調されている。今もインフルエンザの活動性はベースラインを超えたままであり、冬のインフルエンザシーズンに備えて生後6か月以降に対するワクチン接種が勧められている。
● HIV/AIDS インドネシア (EAST JAVA)
Summary
2025年、Malang City において HIV 患者の増加が確認されている。生活スタイルの変化が要因で、男性間の性交渉が感染の大部分を占めるとされている。
● レジオネラ症 米国 (FLORIDA)
Summary
フロリダ州 Ocoee, Florida のフィットネス施設に関連する、レジオネラ肺炎とみられるアウトブレイクについて調査が行われており、ジムのメンバーらが不安を感じている。
● カンナビノイド悪阻症候群 CANNABINOID HYPEREMESIS SYNDROME 米国
Summary
長期のマリファナ使用に関係する原因不明の嘔吐異常について、WHO が正式に診断コードを割り当てた。これにより、カンナビス常用者の深刻な症状の原因について、医師による特定、追跡、研究が進むこととなる。この症候群は他の疾患の症状と間違えられることがあり、その機序は完全には解明されていない。カンナビスの休薬が唯一の既知の治療法であるが、多くは困難である。
○ ラクダの病気、出血性敗血症 パキスタン
Summary
検査を受けた2万1175頭のラクダ Cholistan camels のうち2332頭が罹患し、10頭が死亡したことについて、Lahore and Islamabad において行われた検査によりパスツレラ Pasteurella multocida 菌が原因の出血敗血症 hemorrhagic septicemia と確認された。死亡が40頭に及ぶ可能性がある。アウトブレイクが発生したのは11月初めで、11月28日に大規模ワクチン接種と治療キャンペーンが開始された。ヒトの健康リスクはなく、ラクダでの大流行の発生はないとみられている。
Cholistan camel outbreak, Punjab, Pakistan: Hemorrhagic septicemia confirmed; swift vaccination drive ensures low mortality and full recovery in treated animals
● ブドウの病気、FLAVESCENCE DOREE ドイツ: (BADEN-WÜRTTEMBERG)
Summary
A dangerous vine disease, Flavescence doree (FD), has been discovered in vineyards in southern Baden.
● 鳥インフルエンザ 南アフリカ H5N1
Summary
南アフリカの複数の養鶏場において、感染力の強い鳥インフルエンザウイルスによる新たなアウトブレイクが報告されている。
● アフリカ豚熱 ベトナム (QUANG TRI, HAI PHONG)
Summary
In Quang Tri province, authorities are working to control African swine fever and cautiously repopulate affected areas.
In Hai Phong city, emergency measures have been activated to address an outbreak of African swine fever.