○ マラリア ドイツ、空港
フランクフルト空港におけるマラリア感染により2名死亡
Zwei Todesfälle nach Malaria-Infektionen am Flughafen Frankfurt
(Two deaths following malaria infections at Frankfurt Airport)
情報源 F.A.Z. (Frankfurter Allgemeine Zeitung), 26 Aug 2026
フランクフルト空港 Frankfurt Airport において6人がマラリア malaria に感染し、うち2名が死亡した。空港会社 Frankfurt airport operator Fraport の従業員らに対し、症状があればただちに医師を受診するよう呼びかけられている。死亡したのは同社の従業員で、1例目の死亡が発生したのは7月初めと、公衆衛生当局 the Frankfurt public health department が報告している。しかしながら患者の死亡の原因が判明したのは、死亡したあとだった。死亡した2名はいずれも、勤務場所に持ち込まれた蚊族から感染した可能性が高い。これまでに6例のマラリアが確認されている。初発感染例が発見されたのは7月中旬で、公衆衛生当局から報告されたのは4例のみであった。8月に死亡した患者は、それまでに感染が確認されていた他の2例のうちの1人であり、航空機を取り扱う業務に就いていた worked in aircraft handling。いずれも職場環境中に侵入した蚊族 a mosquito により感染した可能性がある。現時点で6例のマラリア感染が登録されている。
航空機内で移動した蚊族に感染したものと Fraport はみており、ヒト-ヒト感染はなかったと考えている。マラリアがこのような形で感染することは実際にはおこりえず、献血や針刺し事故に限られている。感染源を特定するための Mosquito traps が設置された。
○ リーシュマニア症 フランス
チュニジア中部から帰国した旅行者らの、輸入皮膚リーシュマニア症クラスター
情報源 Eurosurveillance Volume 31, Issue 32, 13/Aug/2026
サシチョウバエ sand flies が伝播する寄生虫の Leishmania parasites を原因とする皮膚リーシュマニア症 Cutaneous leishmaniasis (CL) は、現在も主要な公衆衛生上の懸念 a major public health concern となっており、世界中で毎年推定60万人から100万人の感染が発生している。地中海 The Mediterranean basin は the main endemic regions の1つであり、チュニジアは北アフリカの中で最も多く発生を報告している。
一方、フランス CL metropolitan France において CL はまれな疾患であり、ほとんどが輸入感染例である。今回 a cluster of imported Leishmania major infections diagnosed in Toulouse, south-western France, following travel to Tunisia during summer/early autumn 2025 について報告する。
Event detection
ツールーズ Toulouse において、リーシュマニアが検出される皮膚検体の増加があり、検査では a Leishmania genus-specific real-time PCR assay が確認された。
Between 2025 and 2026, 35 of 114 (30.7%) skin specimens 皮膚検体がリーシュマニア陽性 positive for Leishmania spp. であった。sequencing による種の判定 Species identification では、L. major in 28 specimens が確認され: 17 検体が2025 and 11検体が between January and May 2026 のものであった。過去6年間との比較で、L. major の感染例が6倍増加したことを意味していた。