● オロプーシェウイルス ウルグアイ、ブラジル(2件)
ウルグアイ ブラジルから
Summary
公衆衛生省が、ブラジルへの渡航者のオロプーシェウイルス感染例が確認されたと報告した。
森林や水辺のヌカカの1種の刺咬によりウイルスが伝播される。南米のアルボウイルス感染症としては2番目に多い。
ブラジル (ESPIRITO SANTO)
Summary
オロプーシェウイルスは主にアマゾン地域で発生があるが、常在地域以外の Espírito Santo, Brazil において公衆衛生上の深刻な懸念となっている。新たな地域へのウイルス感染拡大に関与する因子の研究では、環境面と農業面の条件が注目されている。この研究では、OROV の感染と特定の作物に関連性があることが示されており、農作業とウイルス感染伝播との複雑な関係に焦点が当てられている。
● 炭疽 インド (WEST BENGAL)
Summary
西ベンガル州 a West Bengal district で複数の死亡が発生したことを受け、細菌感染症が疑われる患者の治療を行うため、2か所の病院に隔離病棟と設置した。住民と家畜から検査検体が採取されている。肉を摂取した複数名が死亡したため調査が開始された。
● デング熱 ミャンマー
Summary
2025年1月から5月10日までの間に、デング熱による感染及び死亡が報告されている。昨年同時期に比べ、患者数・死亡数は減少している。
● エムポックス フィリピン、南スーダン(2件)
フィリピン (SOUTH COTABATO) CLADE II
South Cotabato province の保健当局者がエムポックス感染が増加するおそれがあると継承を鳴らしている。患者らの症状は軽症で、治療を受けている。Clade II のエムポックスは COVID-19 に比べコントロールしやすいと説明されている。現在国内で承認されているワクチンはない。
南スーダン (LAKES)
Summary
The Lakes State の保健当局が、複数の刑務所におけるエムポックス・アウトブレイクの発生を明らかにした。当初は麻疹が疑われていたが、検体の検査によりエムポックスと確定診断された。
● コレラ スーダン (KHARTOUM)
Summary
Khartoum State, Sudan においてコレラ感染の増加が報告されており、水の供給の危機により事態が悪化している。砲撃による暴動により、住民らは危険な水を利用せざるを得なくなっている。
● 狂犬病 インドネシア (EAST KALIMANTAN)
Summary
East Kalimantan における、急速な狂犬病の感染状況の悪化が、公衆衛生上の深刻な脅威となっている。ただちにイヌだけに限らない多くの動物への対応が必要である。
● 旋毛虫症 アルゼンチン (LA PAMPA)
Summary
地域内のイノシシが旋毛虫症と診断された。十分に調理されていない肉を食べることでヒトに感染するおそれがある。動物の筋肉内の寄生虫が原因となり、特に狩猟で得た動物の肉はよく加熱し、認証を受けた肉だけを購入することで感染を防ぐことができる。