2025年6月26日

黄熱 コロンビア

● 黄熱 コロンビア (TOLIMA)
35 people died of yellow fever in Tolima
本日までに合計95例の感染例が報告されている。the Secretary of Health of Tolima からの最新報告によると、35例の黄熱による死亡例 cases of deaths from yellow fever in the department が確認されている。フェスティバル the folklore festivals のため the department of Tolima を訪れる旅行者らに対して、チェックポイントが設置され周知キャンペーンが行われている。

● チクングニア熱 バングラデシュ
Summary
懸念すべきチクングニア熱感染の増加が報告されている。モンスーンシーズンは特に、公衆衛生上の深刻な問題となる可能性がある。

● エムポックス ガーナ、リベリア(2件)
ガーナ
Summary
国内の感染増加への対応を支援する目的で WHO から検査用資材が提供されている。

リベリア
Summary
国立公衆衛生研究所から、エムポックスの症例数の減少が報告された。

● 狂犬病 トーゴ、フィリピン(2件)
トーゴ (PLATEAUX)
Summary
The Plateaux region of Togo では、イヌ咬傷による狂犬病感染例が増加しており、公衆衛生上の注意喚起が行われている。市民に対し、ペットのワクチン接種、放し飼いの停止、咬傷を行った動物の観察、咬傷を受けた場合にただちに医療機関を受診することなどが伝えられている。

フィリピン (CEBU) 
Summary
Cebu City は狂犬病対策として、ペットの毎年の登録を強化し、狂犬病と野良の動物のコントロール、飼い主の責任ある行動につなげることを目指している。登録されたペットには ID card が交付され、ワクチン接種状況が追跡できる。

● 髄膜炎 チャド (OUADDAI)
Summary
チャド東部で髄膜炎アウトブレイクが報告されており、一斉ワクチン接種キャンペーンが行われることとなった。同時に隣国スーダンで感染拡大がみられているコレラのアウトブレイクにも備えている。

● 馬インフルエンザ 日本(北海道), H3N8, WOAH
Summary
日本で発生中の馬インフルエンザ再興に関するフォローアップ報告。2025年4月に初めて確認され、現在も続いている。アウトブレイクの発生地域は限局している。コントロール対策として、消毒、移動制限、検疫、スクリーニング、ワクチン接種が行われている。検査により、ウイルスが確定診断されている。

● へニパウイルス 中国 (YUNNAN) 、コウモリ
Summary
中国の果樹園内のコウモリで、2種類の危険な病原体に近いウイルスなど、複数の新たなウイルスが発見された。ウイルスが発見されたのはコウモリの腎臓で、果実や水が汚染されヒトが曝露するおそれがある。同ウイルスに他の種に感染する能力があるかは不明であるが、既知のヒトの病原体に近いことから、注意深くモニターする必要がある。果樹園内にコウモリがいたことは、生態系にとって有益であるが感染拡大に与るおそれもあり、複雑な状況である。