2025年6月30日

メジナ虫症 ベトナム

● メジナ虫症 ベトナム (YEN BAI) 
Summary
ベトナムの男性が、下肢の長い寄生虫に気づいて自分で除去したあと、医療機関を受診した。これ以前に虫を除去しようと試みていた。医師により感染症と診断され、虫体除去、二次感染予防の薬剤処方が行われた。感染源は湧き水の汚染と考えられる。同国は根絶を宣言していたが、再興した。

● ポリオ パキスタン (KHYBER PAKHTUNKHWA)
Summary
新たなポリオ感染例が報告され、2025年は全国で合計13例となった。KHYBER PAKHTUNKHWA 州ではもっとも多く感染が発生している。ワクチン接種が続けられているが、症例の増加が懸念されている。パキスタンとアフガニスタンは、ポリオが常在する唯一の国で、治安やワクチン忌避により根絶が困難となっている。

● サルモネラ感染症 ドイツ・オーストリア、オーストリア(2件)
ドイツ・オーストリア
Summary
主にドイツとオーストリアの幼児を中心に感染が拡がっているサルモネラ感染症アウトブレイクは、有機カシューバターに関連している。共通の感染源が特定され、問題の食品は店頭から回収された。欧州内の複数の他の国々にも流通している。

オーストリア, SEROTYPE ENTERITIDIS
Summary
オーストリアのサルモネラ感染症アウトブレイクは、家きん食品に関連している。食品安全当局 the Austrian Agency for Health and Food Safety による、感染源の調査が続けられている。

● 原因不明の死亡 ホンジュラス (LEMPIRA) 
Summary
the Lempira department of Honduras のきょうだい2人が原因不明の死亡を遂げ、3人目のきょうだいも同様の症状で入院している。この子どもらには、腹痛、発熱、意識消失の症状があった。

● 狂犬病 フィリピン (CEBU) 
Summary
セブ市でペットの飼い主に登録義務が開始され、野良の動物対策が行われる。ワウチン接種や不妊処置も含まれる。狂犬病対策の一環として行われている。

● ジフテリア ソマリア (PUNTLAND)
Summary
the Mudug region of Puntland の小児らの間で、感染力が強く危険な病気が拡がている。保護者らに対し、症状のあるこどもはすぐに受診させ、ワクチンを接種していないこどもを集会に参加させないよう求めている。

● ランピースキン病 フランス (AUVERGNE-RHONE-ALPES) 
Summary
ウシ、コブウシ、バファローの、感染力の強い病気であるランピースキン病アウトブレイクが、フランスで初めて確認された。ヒトには感染しないが、感染した多数の家畜が失われる。昆虫の刺咬により伝播され、現在北アフリカとイタリアで発生がある。感染が確認されたフランスの農場では、感染拡大防止のために処分、検疫、移動制限が行われている。

● 鳥インフルエンザ 韓国 (SOUTH GYEONGSANG) HPAI H5N1
Summary
Gimhae, Gyeongsangnam-do のニワトリ a native chicken の、高病原性鳥インフルエンザ感染が確認されている。