2025年7月2日

鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア(シェムリアップ)H5N1

● 鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア: (SIEM REAP) H5N1, CLADE 2.3.2.1e
Summary
保健当局は発生中の鳥インフルエンザアウトブレイクの監視を行っている。
[1] Department of Disease Control tightens control on bird flu, reveals more cases in Cambodia in Siem Reap, severe strain
 情報源 Daily News [in Thai] 2025年6月30日
[2] Avian influenza case in a 36-year-old woman
 情報源 Cambodian Ministry of Health via Facebook [in Khmer] 7月1日
[3] Cambodia announces the discovery of another case of bird flu in a 36-year-old woman
 情報源  Khmer Times 7月1日
7月1日、保健省は記者会見でシェムリアップの36歳女性の鳥インフルエンザ感染例が確認されたと公表した。the H5N1 avian influenza virus by the Pasteur Institute of Cambodia on June 30, 2025 と確認されている。Daun Keo Village, Daun Keo Commune, Puok District, Siem Reap Province 在住で、発熱、咳などの症状があった。
2025年のカンボジアでは11例目、Siem Reap Province では4例目 (前回の症例から約3km離れた場所) で、現在集中治療が行われている。調査により、患者の自宅で病鳥や死鳥が発生し、直接手で扱い埋めていた。
関連項目
Humans
AVIAN INFLUENZA, HUMAN - CAMBODIA (08): (SIEM REAP, SVAY RIENG) H5N1, FATAL, POULTRY EXPOSURE
6/25/2025, 2:00:00 PM GMT+9 - The Ministry of Health of the Kingdom of Cambodia would like to inform the public that there is one case of avian influenza in a 41-year-old woman who was confirmed positive for the H5N1 avian influenza virus by the National Institute of Public Health on 23 Jun 2025, residing in Lek Village, Daun Kao municipality, Puok District, Siem Reap Province. The patient has symptoms of fever, cough, shortness of breath, and difficulty breathing. The patient is currently in critical condition and is ...

● 手足口病 タイ
Summary
タイ政府当局は保護者らに対し、手足口病について注意するよう呼びかけている。雨期の湿った気候では、幼児らの間で急速に拡がる。5歳未満の幼児が特に感染しやすい。教育機関に対しても、複数の感染が認められた場合は閉鎖も含めてただちに対処するよう求めている。

● 麻疹 モンゴル、ボリビア(2件)
モンゴル
Summary
麻疹の感染が確認されており、多くは麻疹ワクチンを1回のみ受けた学齢期の小児である。

ボリビア (SANTA CRUZ) 
Summary
麻疹感染の増加を受け、全国的な保健緊急事態を宣言した。一部地域では夏季休暇を早めたりリモート授業を行ったりしている。過去、麻疹排除を宣言していたが、現在ワクチン接種率の向上に努めている。

● 炭疽 カザフスタン (AKMOLA) 
Summary
the Akmola region of Kazakhstan では、複数の炭疽患者が発生している。保健相が、中等症で現在治療中と説明した。汚染のある肉は市場から撤去された。この地域での発生ははじめてではなく、近年、国内の他の地域でも炭疽が確認されている。

● A型肝炎 キューバ (MATANZAS)
Summary
Cárdenas, Matanzas の保健当局が、対策を実施したことで肝炎症例が減少したと報告した。小児と青年らが感染している。アウトブレイクの原因は、水の汚染と不衛生な環境とされている。

● サルモネラ感染症 スペイン (GALICIA) 
Summary
A Coruña のフェスティバルにおけるサルモネラ感染症アウトブレイクにより、多数の入院患者が発生した。感染源の調査が行われている。患者らは胃腸炎の症状がみられた。

● マラリア イタリア、スリランカ/タンザニアから(2件)
イタリア: ex TANZANIA (ZANZIBAR)

スリランカ: (KURUNEGALA) ex TANZANIA
Summary
タンザニアから最近スリランカに戻った男性がマラリアと診断され、入院治療を受けている。国内では数年前にマラリア排除が宣言されており、最近の症例はすべて海外で感染した症例である。

● HIV/AIDS ケニア (BUNGOMA)
Summary
 Bungoma County の保健当局者が、女性の HIV 感染率の増加を懸念している。男性が検査や治療を忌避し、ウイルス量が増加して感染リスクが高まっていることが原因である。さらに産前ケアを受けていない女性の母児感染の増加の問題もある。

● デング熱、オロプーシェ熱 キューバ (PINAR DEL RIO)
Summary
Pinar del Río では、デング熱が疑われる症例が増加し、蚊族の発生増加が関係している。

● げっ歯類媒介性疾患 韓国:ペスト、腎症候性出血熱、レプトスピラ症、トキソプラズマ症
Summary
韓国の環境専門家は、気候変動によりげっ歯類により拡大する疾患が増加する可能性があると警告している。

● ハンタウイルス インドネシア
Summary
インドネシアではハンタウイルス感染症アウトブレイクが気づかれないまま拡大しているおそれがある。サーベイランス、市民への周知、げっ歯類対策が重要であると強調されている。このウイルスは動物が伝播し、インドネシアでは腎臓が冒されることが多い。感染が急に増えたのではなく、検出力が向上したためと専門家は説明している。

● 鳥インフルエンザ カンボジア、韓国 HPAI H5N1
Summary
2025年6月中旬にカンボジアの家きんの群れで、新たな高病原性鳥インフルエンザアウトブレイクの発生が確認された。複数の地域で感染が確認されている。
韓国でも、家きんの新たな HPAI アウトブレイクが報告されている。1件目のアウトブレイクのあとしばらく報告がなかった。2件目のアウトブレイクは、バイオセキュリティ対策が不十分な農場で発生した。

● イネの病気、YELLOW MOTTLE DISEASE アフリカ
Summary
A study analyzing the genetic history of the Rice yellow mottle virus (RYMV) in Africa reveals its origins in the Eastern Arc Mountains of Tanzania in the mid-1800s. 

● ブルセラ症 米国 (HAWAII)、イルカ
Summary
Scientists are investigating a recent increase in dolphin deaths in Hawaii, caused by a marine bacteria that can also infect humans.