ノロウイルス 米国 韓国産カキ
⚫︎ ノロウイルス 米国 (UTAH) 韓国産カキ
Summary
Utah County においてノロウイルス・アウトブレイクに冷凍カキに関係しており、州農業食品当局から出されていた韓国産の殻付きカキの回収勧告の期間が延長された。通常、暴露から1-2日間で発症し、嘔吐、嘔気、下痢、腹痛、発熱、頭痛などの症状を発症する。
⚫︎ ブタ連鎖球菌 ベトナム (QUANG NINH)
Summary
生の豚肉を扱った61歳男性が重症感染症により入院した。高熱、発疹、その他の重い症状がみられ、人獣共通感染症のブタ連鎖球菌による症状と診断された。集中治療室での治療を受け、1週間後に髄膜炎と診断されたが、その後回復し状態は安定している。
⚫︎ 重症熱性血小板減少症候群 日本
Summary
2025年、日本において記録的な重症熱性血小板減少症候群 SFTS の患者数が確認されている。ダニ刺咬や感染性の血液との接触により伝播される。発熱、嘔吐、意識障害などの症状がみられ、高齢者の重症化リスクが高く、致死率も著しく高い。西日本に多く、ダニの活動性が高まる気温が高い時期に増加する傾向がある。ワクチンはないが、抗ウイルス薬治療がある。
⚫︎ デング熱 ネパール
Summary
ネパール全国の広い地域でデング熱が報告されている。気温の上昇、気候変動、都市化などが増加の要因である。
⚫︎ ボツリヌス食中毒 イタリア (CALABRIA, SARDINIA)
Summary
イタリアのボツリヌス食中毒アウトブレイクへの不安が高まっている。商品や自家製の食品の汚染が関係している。汚染された食品の摂取後すぐに発症し、視力や発語などの問題や、重症令では呼吸困難を生じる。
⚫︎ HIV/AIDS ガーナ
Summary
2024年、新たに多数の HIV 感染が報告された。感染数の減少について進歩はみられているが、世界で目標とされている減少率には達していなかった。若年者の新規感染の割合が高いことが懸念されている。母児感染予防では進歩がみられている。
⚫︎ 日本脳炎 中国、フィリピンから
Summary
香港の保健当局は、フィリピンを最近旅行した旅行者1名の日本脳炎輸入感染例の調査を行っている。香港における今年はじめての感染例である。
⚫︎ サルモネラ感染症, SEROTYPE COTHAM 米国
Summary
ペットのアゴヒゲトカゲが関係する特殊なサルモネラ菌による感染クラスターについて調査されている。以前にもアウトブレイクが起きており、再燃の可能性が明らかになった。
⚫︎ 食中毒 米国 (MASSACHUSETTS)
Summary
細菌感染症アウトブレイクの発生により、マサチューセッツ州各地 several Massachusetts areas でカキの採集が少なくとも今後1週間は差し止められている。禁止前に採取されたカキや他の地域からのカキが販売されているが、生のシーフードのリスクを知っておくべきである。
⚫︎ ランピースキン病 インド (MAHARASHTRA)
Summary
Maharashtra 州のウシが最近発生したランピースキン病アウトブレイクにより感染し、皮膚の腫瘤、分泌物、運動制限、泌乳量の減少などが起きている。主な感染予防策はワクチン接種で、州内に多数いるウシへの接種が行われた。今回のアウトブレイクは過去に比べて軽度とされている。州独自でワクチンを開発しており、まもなく市場に流通する予定となっている。
⚫︎ 鳥インフルエンザ インド (UTTARAKHAND) 、H5N1
Summary
2つの地区の当局が、鳥インフルエンザ・アウトブレイクの発生を確認した。
⚫︎ 原因不明の大量死、魚類・甲殻類 コートジボワール (COMOE)
Summary
当局は the Ouladine Lagoon における魚類の大量死への緊急対応に追われている。初期調査では汚染 pollution from various sources が原因と見られている。The Ministry of Animal and Fisheries Resources は、発生地域での釣りおよび魚類と甲殻類の摂取を禁止した。
⚫︎ アフリカ豚熱 マレーシア (PENANG)
Summary
Penang 獣医学当局が、アフリカ豚熱への対応を行っている。感染した豚の移動が禁止され、と畜場の監視強化および感染農場への継続監視が実施されている。
⚫︎ 伝染性出血性疾患 米国 (OHIO)
Summary
オハイオ州でシカの死亡が報告され、biting midges により感染が拡大する伝染性出血性疾患のアウトブレイクが疑われている。white-tailed deer でもっとも多くみられ、現地に深刻な影響をもたらされる恐れがあるが、通常では数年以内に個体数は回復している。