A型肝炎 フランス
⚫︎ A型肝炎 フランス
Summary
the Rhône department of France において、A型肝炎アウトブレイクが報告され、昨年に比べ著しい患者数の増加が確認されている。2016年以降の欧州圏内でのA型肝炎増加の流れを受けている。保健当局は旅行者に対し、特に感染リスクの高い行動や屋台での飲食を計画する場合、ワクチン接種を勧めている。
● 麻疹 ケニア、米国(2件)
ケニア (MALINDI)
Summary
Malindi Sub-County, Kenya において麻疹アウトブレイクが報告されており、小児のワクチン接種率が低いことが原因となっている。最近の接種キャンペーンに漏れた小児らへの麻疹ワクチン一斉接種が行われている。保健当局はまた、エムポックスの感染拡大と、HPV ワクチン接種率が低いことについても懸念を示している。
米国 (WISCONSIN)
Summary
北東部ウィスコンシン州の麻疹アウトブレイクは、以前に確認されたクラスターに関係している。初期アウトブレイクに関連する新たな複数の感染例が報告されている。
● コレラ スーダン (DARFUR): SURGE TO 7400+ CASES, 315+ DEATHS
Summary
Sudan's Darfur region におけるコレラ・アウトブレイクが急拡大し、複数の地域で感染の著しい増加が報告されている。特に医療資源が限られている、避難民キャンプで厳しい状況となっている。
● 原発性アメーバ性髄膜脳炎 インド (KERALA)
Summary
同じ病気できょうだいが死亡したのに続き、2人めの小児の原発性アメーバ性髄膜脳炎と診断され、現在治療を受けており状態は安定してる。感染源となった可能性のある、患児が暴露した可能性のある水辺の調査が行われている。
● デング熱 インド (BIHAR)
Summary
Patna においてデング熱感染が増加しており、保健当局は警戒を強めている。複数の地域で感染が広がり、病院を受診する患者が増加している。
● 結膜炎 ベトナム
Summary
結膜炎の患者が増加しており、特に季節の変わり目と高温の気候で著しい。直接の接触や共用物を介して容易に感染が広がるが、多く患者が適切な治療を受けておらず、自己治療により合併症を生じている。
⚫︎ 狂犬病 東ティモール
Summary
東ティモールで発生中の狂犬病アウトブレイクのフォローアップ報告。全国で発生しており、2024年2月にはじめて報告があり、同3月に確定診断された。感染源は不明であるが、違法に持ち込まれた動物とみられている。
⚫︎ ブルータング 英国 (ENGLAND)
Summary
最近確認された例、制限区域の拡大、全般的リスクレベルも含む、ブルータングの発生状況の概要。England and most of Great Britain における感染リスクは、very high と考えられている。
⚫︎ ヒツジ痘、ヤギ痘 ルーマニア
Summary
ヒツジ痘アウトブレイクにより、ルーマニア国内で多数のヤギとヒツジが処分されている。ウイルスが原因のこの疾患は感染力が強く、多数のアウトブレイクの発生が確認されている。欧州委員会は制限区域の設定などの対策を実施している。ブルガリアでも同様のアウトブレイクによる移動制限が行われている。
⚫︎ ランピースキン病 フランス・イタリア
Summary
欧州南部でランピースキン病の拡大が続いており、フランスとイタリアの発生地域では著しい増加がみられている。オランダ政府当局は国内への侵入に備え、ワクチンの準備を行っている。