エムポックス アイルランド、米国 clade I
○ エムポックス アイルランド、米国
アイルランド
Summary
アイルランドの clade I (sporadic and non-endemic) のエムポックス cases of mpox および clade II (the previous cause of widespread outbreak in 2022-2023) の感染パターンの変化に関する報告。
アイルランド初の clade I エムポックスによる関連性のある3例のクラスター確認
Key findings
・アイルランド初のクラスター the first cluster of mpox clade に関する保健当局 Ireland’s National Health and Social care Service (HSE) の発表について現地メディアが報じている。2025年8月と9月に診断された、関連性のある3例の症例が確認されている。
・2025年、アイルランド国内では4例の clade I mpox cases が報告されており、2月に報告された輸入感染例の1例と、今回の3例である。
・今回のクラスターの症例には疫学的関連性が認められている; contact tracing で特定された濃厚接触らに対して通知し、健康監視が行われており、検査とワクチン接種が提供されている。
・HSE is investigating how the individuals contracted the virus.
米国
Summary
米国の clade I (sporadic and non-endemic) のエムポックス cases of mpox および clade II (the previous cause of widespread outbreak in 2022-2023) の感染パターンの変化に関する報告。
カリフォルニア州で case of mpox clade I 報告、中東旅行で感染
Key findings
・最近中東を旅行したカリフォルニア州 Riverside County, California の住民1名が、エムポックス case of the mpox clade I と診断された:完治し、すでに感染性はない。
・州内で2例目 the second case of clade I mpox の確認で、全米では6例目となる。以前の州内のエムポックス The previous clade I case in California は2024年にアフリカで感染した旅行者だった。
・Riverside County 郡内では2025年に9例の mpox cases, including the clade I case が報告されているが、2022年の316例の報告から激減している。
情報源 Riverside University Health System Public Health (RUHS-PH) 2025年9月18日
Clade I Mpox Detected in Riverside County Resident, Public Health Officials Recommend Vaccination Before International Travel
郡の住民1名の渡航関連のエムポックス感染例 a travel-associated case of clade I mpox in a Riverside County resident. について、Riverside University Health System Public Health (RUHS-PH) officials が明らかにした。中東旅行から帰国し Riverside County に戻った時点で、すでにこの患者から感染することはなかった no longer contagious 。完治して現在は退院している。
This is the second case of clade I mpox to be confirmed in California and the sixth case nationwide.
○ 狂犬病 マレーシア
Summary
Kuching, Sarawak で9月19日、野犬とノラネコに暴露した2名の狂犬病による死亡例が確認された。2017年のアウトブレイク開始以降、Sarawak 州で87例が記録され、80例が死亡し致死率は92%となっている。2025年はこれまでに4例の患者が報告されており、動物咬傷は1万4千件近くと依然として多い。もっとも多い暴露源はペットで、飼い主の責任やワクチン接種が不十分であることが浮き彫りとなっている。
新たに2例の狂犬病による死者発生、Sarawak 州のペットと飼い主のいない動物による咬傷リスク継続
Key findings
・新たに2例のヒトの狂犬病による死亡が確認された。いずれも9月19日に Kuching, Sarawak で死亡。
・Petra Jaya の22歳女性と Taman Desa Wira の67歳の主婦
・22歳女性は7月にノラネコに引っ掻かれたが医療機関を受診せず、9月8日に発症、同14日に入院。
・67歳女性は8月30日に野犬(ペットとの報道もあり)の咬傷を受けた;4匹のペットを飼育していたが、ワクチンを接種させておらず、野犬との接触があり、狂犬病となったペットの死体を手で扱っていた。
・2017年7月に狂犬病アウトブレイクが宣言され、Sarawak では 87 human cases and 80 deaths, a fatality rate of 92% [?] が報告されている。
・2025年 (as of 13 Sep 2025)、4例のヒトの狂犬病が報告されているが、2024年同期と比べ2例少ない。
・From 01 Jan to 13 Sep 2025, 13,894件の動物による咬傷 animal bites in Sarawak (averaging 375 per week) が報告; 59.7% cat-related(ネコ), 39% dog-related(イヌ).
・咬傷の大部分 (67.6%) of animal bite incidents がペットによるもので、残りが飼い主のいない動物による。
● 乳児ボツリヌス症 アルゼンチン (SALTA)
Summary
the Anta department の生後3か月の乳児ボツリヌス症の1例が確認された。現在、入院治療中である。
● 食中毒 インドネシア、ヨルダン
インドネシア
Summary
the Pakenjeng Sub-district of Garut District において、集会に参加したあとに多数の住民らが食中毒の症状を発症した。
ヨルダン (IRBID)
Summary
便により汚染されていた falafel(豆ペーストの揚げ物)を食べた55人以上が入院となり、レストランが営業を停止している。この食事には、大腸菌や赤痢菌などの危険な細菌が入っていた。このレストランはもともと baked goods を提供する認可を得ていたが、ある教師に経営が替わり、認可を得ずに falafel meals の提供を始めていた。
● 腸チフス フィリピン (PALAWAN)
Summary
2025年、Palawan において多数の腸チフスの患者と複数の死者が報告されている。この病気は不衛生で水の安全性が保たれていない環境に関係する。
○ テトロドトキシン食中毒 ベトナム
Summary
沿岸部地域ではしばしば、自宅での不適切な処理を行ったフグを食べたことによる、テトロドトキシン Tetrodotoxin 食中毒が発生している。神経毒症状を発症し、支持療法で回復する場合もあるが、死亡例も発生している。抗毒素はなく、初期の支持療法が大切である。
フグ中毒の監視と医療サポートを強化、3人発症しうち1人が死亡
Key findings
・8月末に捕獲したフグを自宅で調理し食べた3人が急性食中毒を発症。
・21歳男性が急性の重症神経症状を発症し、食後2時間足らずで死亡; 他の2人は入院したが、しびれのみで麻痺はない軽症。
・フグとその他のシーフードを摂取していた。
・神経毒の Tetrodotoxin は強力なナトリウムチャンネルブロッカー a potent sodium channel blocker で、フグの組織や内臓に含まれ、他の海洋生物でも認められる。成人の致死量はわずか1-2mgである。
・加熱による毒性の減弱はない。
・解毒剤はない No specific antidote exists; treatment is supportive, emphasizing rapid respiratory and circulatory support.