2025年11月20日

原因不明の死亡 インドネシア (BALI) 、農薬疑い
食中毒 マダガスカル サメ肉
梅毒 アルゼンチン

● 原因不明の死亡 インドネシア (BALI) 、農薬疑い
Summary
バリ島のホステルで旅行者1名が死亡し、ほか数名が入院し、集団中毒が疑われている。共同の食事後に患者らに症状が現れた。中毒の調査で、農薬または食中毒が疑われている。
 情報源 Hurriyet Daily News 2025年11月10日
 Istanbul poisoning case deepens after father dies
 
● 食中毒 マダガスカル (SAVA) サメ肉
Summary
Vohémar, Madagascar  において、サメ肉を摂取したあと数名が死亡した。残った肉が回収され解析されている。

○● 梅毒 アルゼンチン
Summary
アルゼンチンのより広範囲の地域で、20-24歳の若年成人を中心に梅毒感染例の継続的な増加がみられている。
2025年初からの44週間で、2024年同期比20.5%の梅毒患者の増加が報告されており、増加傾向が継続しより広い地域で発生している。

Key findings
・アルゼンチンでは2024年に3万6917例の梅毒 syphilis cases in 2024 が報告され、a 38.5% increase from 2022 であったが、2025年初からの44週間ですでに3万6,702 cases の報告があり、 a 20.5% rise over the same period in 2024 となっている。
15歳から39歳の年齢層にもっとも高い負荷がかかっており、全症例の76%を占めている。感染率がもっとも高いのは20歳から24歳のグループで人口10万対228.2例であり、次いで25歳から29歳までのグループが207.7例である。
・男性に比べて女性の感染率が高い。
・Córdoba province が the highest rate in the country at 220.3 cases per 100 000 people in 2024, showing a rising trend since 2021, while the Central region accounted for 61.3% of all national cases, totaling 643 cases.

Summary
アルゼンチンの梅毒症例数が新記録となった。2011年から増加が始まり、2015年以降加速している。すべての地域で増加が見られ、若年者に高い負荷がかかっている。

● 麻疹 米国 (UTAH, ARIZONA, MINNESOTA)
Summary
米国において麻疹感染の発生が続いており、大部分がアウトブレイクに関連している。患者の多くがワクチンを接種していなかった。ユタとアリゾナの州境地域で著しいアウトブレイクが発生している。ミネソタ州のワクチン接種率が集団免疫の閾値を下回っており、過去に比べて多くの感染が発生している。

● 乳児ボツリヌス症 米国、粉ミルク
Summary
複数州における乳児ボツリヌス症に関する調査が続いており、疫学及び検査データから特定の粉ミルクが汚染された疑いがもたれている。

● 胃腸炎 ブラジル: (SAO PAULO)
Summary
サンパウロ市で急性下痢症アウトブレイクが発生している。感染源の調査で、給水源の問題が指摘されている。採取された水の塩素不足と汚染が確認されており、アウトブレイクとの関連が示唆されている。

● 百日咳 米国
Summary
全米で発生中の百日咳アウトブレイクの原因は、いくつかの要因が重なっている。その中には、ワクチン接種率の低下、現行のワクチンによる免疫の減弱、公衆衛生当局の対応の遅れなどがある。接種年齢満たない乳児がもっとも危険にさらされている。

● オレンジの複数の病気 ネパール
Summary
Farmers in western central Nepal are facing challenges with their orange trees due to the emergence of several diseases.