麻疹 イスラエル
○ 麻疹 イスラエル
Summary
2025年4月以降、エルサレムと周辺地域で深刻な麻疹アウトブレイクが発生している。2025年11月23日現在、2093例以上の感染と11例の死亡が確認されている。すくなくとも11の地域 zones に拡大し、入院・ICU 入院率が高くなっている。
Israel reports the 10th and 11th measles deaths, both children, amid ongoing outbreak
情報源 Measles Snapshot. Israeli Ministry of Health dashboard. 24 Nov 2025 (in Hebrew)
Unvaccinated one-year-old dies from measles complications.
情報源 Israeli Ministry of Health. 25 Nov 2025
Key findings
・ワクチンを接種していなかった1歳半の乳幼児が、麻疹感染の深刻な合併症のため Tiberias, Israel の病院に入院後、11月23日に死亡した。
・このほかにもワクチンを接種していなかった1歳児が死亡したと、2025年11月25日に保健省 the Ministry of Health が明らかにした。
・現行のアウトブレイク開始以来、10・11例目の麻疹による死亡例となった。
・The outbreak has impacted multiple cities across Israel, including Tel Aviv, Jerusalem, Haifa, Tiberias, Tzfat, Afula, Nazareth, Lod, Beit She'an, Be'er Sheva, Ashdod, and Eilat, showing extensive geographic spread.
○● 病原性大腸菌感染症 米国（2件）
STEC cases in USA linked to Arizona State Fair petting zoo, with eight children hospitalized in Phoenix and Mesa. RFI on diagnostic testing details, including E. coli strain
情報源 Officials in Arizona investigating E. coli outbreak linked to petting zoo at state fair Food Safety News. 21 Nov 2025
Key findings
・アリゾナ州 Phoenix and Mesa, Arizona において、ふれあい動物園 the Arizona State Fair petting zoo を訪れた少なくとも8人の小児らが、志賀毒素産生性大腸菌感染症 shiga toxin-producing Escherichia coli (STEC) infections により入院したと、複数のメディアが報じている。2025年10月から1か月間開催されていた。
・4例の確定患者が11月20日退院となり、いずれの保護者もふれあい動物でブタに触っていたことを報告している。
(WASHINGTON) O121
Summary
レストラン a restaurant in Kent が関係する志賀毒素産生性大腸菌感染症アウトブレイク an outbreak of Shiga toxin-producing E. coli O121 について、公衆衛生当局の調査が行われており、このレストランには複数の問題があったことが明らかになっている。
○ 赤痢 米国
7例の赤痢患者集団発生についてメーン州保健当局が調査を行っており、年間の合計患者数が近年の平均の2倍となる22例に達している。多くが男性間性交渉による感染と報告している。
Recommendations for Diagnosis of and Prevention of Shigellosis,
情報源 Maine Health Alert Network (HAN) System, 25 Nov 2025
Key findings
・メーン州保健当局 Maine CDC が7例の赤痢患者 a cluster of seven shigellosis cases in Cumberland, Kennebec, and Androscoggin Counties について調査を行っており、発症日は from September through November 2025 であり、多くが male-to-male sexual contact を報告している。
・Maine CDC からの情報によると、大部分の検体で Shigella flexneri が分離されている。
・As of 19 Nov 2025, Maine has reported 22 shigellosis cases in 2025, representing a 100% increase compared to the five-year median of 11 annual cases.
● カンピロバクター症、腸管出血性大腸菌 EHEC 米国 (IDAHO)
Summary
生ミルク摂取に関係する疾患の最近の増加について、アイダホ州保健当局が調査を行っている。未殺菌処理の乳製品には危険な細菌が混入するおそれがあるとして、注意が呼びかけられている。
● 乳児ボツリヌス症 米国
Summary
ByHeart baby formula 粉ミルクの検査の結果、ボツリヌス菌による汚染のおそれがあるとして、全国ですべての製品の回収が行われている。同製品により、多数の哺乳困難や哺乳力低下などの症状のある乳児ボツリヌス症が確認されている。
● 原発性アメーバ髄膜脳炎 インド (KERALA)
Summary
ケララ州において、致死性の脳の感染症である、アメーバ髄膜脳炎の過去最悪のアウトブレイクが発生している。
● 百日咳 米国 (KENTUCKY)
Summary
ケンタッキー州で深刻な百日咳アウトブレイクが発生しており、最近感染数が増加し、複数の乳児の死亡が確認されている。感染予防のためのワクチン The Tdap and DTaP vaccines の接種が、特に妊婦、ティーンおよび成人に対して勧められている。
● 結核 カナダ: (QUEBEC)
Summary
Nunavik において結核の症例数が増加しており、複数のコミュニティでアウトブレイクが発生している。
● ビブリオ・バルニフィカス感染症 米国 (SOUTH CAROLINA)
Summary
サウスカロライナ州沿岸 South Carolina coastal waters で危険な微生物が増え、近年患者の増加が見られるとして専門家らが改めて注意を呼びかけている。海水温の上昇と気候の温暖化が増加の原因とみられており、気候変動と下水の排出が感染拡大に寄与している可能性がある。
● マールブルグ病 エチオピア
Summary
エチオピアにおいて,同国初のマールブルグ病アウトブレイクの発生があり、周辺国が国境を越える拡大防止への対応を行っている。
● ブルセラ症 チェコ共和国: (ZLINSKY)
Summary
チェコ共和国において、長い間確認されていなかった、動物にもヒトにも感染するブルセラ症に、1匹の野ウサギが感染していることが判明し再興が確認された。
● 馬ヘルペスウイルス 米国 (MULTIPLE STATES)
Summary
An outbreak of equine herpesvirus myeloencephalopathy (EHM), the neurologic form of equine herpesvirus-1 (EHV-1), is being monitored.